mp3とm4a。どちらもよく見る音楽ファイルの拡張子です。mp3のほうがメジャーですね。mp3は一般的な圧縮音源で、音質がいいと有名なエンコーダーは、Lameというのがあります。iTunesで、CDを取り込む際のエンコーダーをlameに変更する方法もあり、僕もlameを使ってCDをmp3ファイルにしています。lameとitunesの連携については、こちらをどうぞ。
http://ameblo.jp/akihikom/entry-10311874798.html
m4aは、AACって言った方がピンとくる人もいるかもしれません。appleが開発した圧縮音源形式です。itunesのデフォルトのエンコードもAACになっていますね。appleが開発しただけあって、garage bandとかで音源を編集していると、podcast用にイメージを埋め込めたり、チャプターを切れたりとか、mp3にない機能を持っています。これに気づいてから、運営しているSignum Podcastもmp3ファイルの配信から、m4aファイルの配信に変えました。mix音源を作成するDJにとっては、m4aの方がメリットがあるかなと思っています。
主なメリットは、
- チャプターがきれる(音源ファイルは1つだけど、曲の切れ目で頭出しができるように設定できる)
- チャプター毎に画像イメージを設定可能
- チャプターに文字情報も埋め込める
- 音源全体の画像イメージを設定可能
といったものです。
これ、m4aファイル1つで、mix音源をアルバムみたいな形で提供できるってことになりませんか?各曲の曲名とジャケット画像を埋め込んで付加情報を提供できるし、聞く側はお気に入りの曲ができたら、それを繰り返し聞くことができる。これって、便利ですよ。m4aファイルにこれだけの情報を打ち込むのは手作業なので、作成には手間がかかりますが、すべてgaragebandでできます。windowsもフリーソフトできっと編集ソフトがあると思います。(ちょっとググッて見ましたけど、すぐには見つかりませんでした。。。)
文字だけだとわかりづらいと思うので、実物が見れるpodcastをご紹介します。
http://itunes.apple.com/jp/podcast/real-tone-radio-show/id187512993
ここのpodcastからダウンロードされる音源は、チャプターがきられているm4a音源です。チャプターってどんなものか、画像イメージが各チャプターに埋め込まれていたら、どんな風にiTunes上で表示されるかが、わかってもらえると思います。
ちょっと音源ファイルを作成する側の話題により過ぎました。聞く側の関心として音質と容量のバランスがあると思います。以前、両者の差ってどんなものだろうかって調べたことがありました。その時に、よし!これで納得することにする!って思ったサイトがこれです。
http://aok3.web.infoseek.co.jp/enco_matome.htm
ビットレートが、192kbps以上ならmp3が原音波形に近く、192kbps未満ならm4aの方が原音波形に近いそうです。CD音質が192kbps相当って言われていますので、CDと同じような品質を保ちたい方は、192kbps以上のmp3がいいって結論ですね。
僕は、音楽を買っている音源サイトでのビットレートが320kbpsのmp3なので、CDから取り込むときもそれにあわせています。音質の違いは、相当いい環境で聞かないと聞き分けれる耳はもっていません。クラブで低音がないなーとか、耳が痛いなーとか思うときはありますが、曲調の問題なのか、音源の問題なのかわかりません。同じ曲のビットレート違いを同じ爆音環境で機器比べたことはないので。
自分が聞いて気持ちいいのが一番です。人に聞かせるにしても、まずはそこだと思っています。
m4aは、楽しく聞いてもらうための仕掛けができるフォーマットなので、うまいこと使うと楽しくなりますよー。