Zend_Db_Table_Rowsetを拡張する2

以前、Zend_Db_Table_Rowsetを拡張するという記事をあげましたが、
不備というか使いづらい点があったので修正しました。

deleteト等を行う前に、foreach や、更新を行っていると、
rowset内カウンタの関係で、 validでfalseが返ってきたので、
処理の前後に、rewindでカウンタを0に戻す処理を追加しました。

class MyRowset extends Zend_Db_Table_Rowset_Abstract
{
  public function delete()
  {
    $this->rewind();

    if (!$this->valid()) { return; }
    foreach ($this as &$row) { $row->delete(); }
  }

  public function save()
  {
    $this->rewind();

    if (!$this->valid()) { return; }
    foreach ($this as &$row) { $row->save(); }

    $this->rewind();
  }

  public function __set($key, $value)
  {
    $this->rewind();

    if (!$this->valid()) { return; }
    foreach ($this as &$row) { $row->{$key} = $value; }

    $this->rewind();
  }
} 

Zend_Db_Table_Rowsetを拡張する

Zend_Db_Table_Rowsetのデータを削除したり、一括で更新したりするのに
foreach使っていたんですが、めんどうだなーと思って、拡張を考えました。

http://framework.zend.com/manual/ja/zend.db.table.rowset.html#zend.db.table.rowset.extending
上記を参考にして、以下のクラスを追加

class MyRowset extends Zend_Db_Table_Rowset_Abstract
{
    public function delete()
    {
        if (!$this->valid()) { return; }
        foreach ($this as $row) { $row->delete(); }
    }

    public function save()
    {
        if (!$this->valid()) { return; }
        foreach ($this as $row) { $row->save(); }
    }

    public function __set($key, $value)
    {
        if (!$this->valid()) { return; }
        foreach ($this as $row) { $row->{$key} = $value; }
    }
}

まだ動かしてないので、うまくいくかわからないけれど、メモとして残します。

あと、書き込み操作連鎖も初めて使ってます。
http://framework.zend.com/manual/ja/zend.db.table.relationships.html#zend.db.table.relationships.cascading

DBはMySQLで、外部キー制約を付けようと考えたのですが、対象テーブルにないキーが入ってしまうことがあるので、つけることができずに、上記の機能を利用することを考えました。
今までは、MySQLで外部キーつける権限がない時に使えるくらいの認識だったんですが、都合がいい部分だけ外部キー制約つけれるかもってことで、これは使えるんじゃないかと思います。

よく使うようになったメソッド

ZendFrameworkを使うようになってからよく利用するメソッド

・method_exists
・call_user_func_array

modelの中にメソッドがない場合に、中で利用しているオブジェクトの中を
method_existsで調べて、メソッドが存在したら、call_user_func_arrayで呼び出す。
こういう使い方をして、controllerからdaoのメソッドを呼び出しています。

エラー処理も大体パターン化してきたので、近いうちにのせようと思っています。
いろんな指摘をもらえて、よりいいものにできたらと考えています。

Zend_Soapを使ってみた

まだよくわかっていないけど、ドキュメントも英語だったので余計に。(英語苦手です)

wsdlファイルをパラメタに渡して、対象のメソッドをパラメタ渡して実行したら、
とりあえず通信はできたという状況。

使ったのはZend_Soap_Clientだけだから、Server側を作ってみないと、
全体像は見えてこないのかもしれない。
それに加えて、Soapがあまりわかってないから余計に理解が遅い。

XML_RPCとの通信手段としての長所、短所とか後で検索してみようと思う。

うれしい記事

このブログはhetemlで運営していて、
ZendFrameworkの実験もhetemlでやることが多いのです。

以前、hetemlでZendFrameworkが動かないっていう記事を見つけたので、
動きますよーとコメントさせていただいたところ、後日動いたそうなのです!

http://h2o-space.jp/blog/archives/337/comment-page-1
しかも、記事の中に僕の名前まで書いてくださっていました。とてもうれしかった!!

ZendFramework 1.7.5でもメールの件名は文字化け

短い件名だと問題なかったんですが、長くなると後半が化けてしまいました。
ので、今まで通り、Zend/Mail.phpのsetFromとsetSubjectを修正。
setSubjectは以下のように修正しました。

//$this->_subject = $this->_encodeHeader($subject);
mb_language('ja');
$lang = mb_internal_encoding();
mb_internal_encoding('ISO-2022-JP');
$this->_subject = mb_encode_mimeheader($subject, 'ISO-2022-JP');
mb_internal_encoding($lang);

setFromも同じ要領で。

ZendFramework 1.7.5へ

ZendFramework1.5.2から現状不足している機能がなかったので、
そのままバージョンアップしてなかったんですが、今回Zend_Dateの日付計算で
不具合が出たので、最新の1.7.5にバージョンアップしました。

嬉しかった点は、Zend/Mail.phpの中身を編集しなくても
文字化けをしないように設定できるようになった部分。
これをやるのがおっくうでバージョンアップしてなかったのもあったので。
こんなふうにsetEncodingOfHeadersでbase64を指定できるようになってました。

public static function sendInfo($params)
{
  $mail = new Zend_Mail('ISO-2022-JP');
  $mail->setEncodingOfHeaders(Zend_Mime::ENCODING_BASE64);
  $mail->setBodyText(self::_encode(trim($params['body'])), 
            null, 
            Zend_Mime::ENCODING_7BIT)
     ->setSubject(self::_encode($params['subject']))
     ->setFrom('yyyy@yyyy', 'zzzz');
     ->addTo('xxxx@xxxxxx');
     ->send();
}

private static function _encode($str)
{
  return mb_convert_encoding($str, 'ISO-2022-JP', 'UTF-8');
}

少しはまったのが、Zend_Date。new Zend_Date(‘xxxx-xx-xx’)とやると
クラスを生成できてたのですが、Localeがうまく取得できなくなっているようでした。
以前、ソースをおったときは、ブラウザから情報を取得していたし、
今回ざっと見た時もそれっぽい部分があったのですが、なぜかLocaleでエラーになります。

Zend_Registryを使って、’Zend_Locale’に’ja_JP’を設定しておけば、
設定したLocaleを利用してくれるので、index.phpで設定して問題を回避しました。
ソースをちゃんと見たいところですが、今は問題解決が先です。

Zend_Pagenatorを使う

http://framework.zend.com/manual/ja/zend.paginator.html

これを使ってみた。
マニュアル読んでもあまりピンとこず、サンプル見た方が早い。

Zendを使うときは、Zend_Viewではなく、Smartyを使っているので、
Zend_View_Smarty(Smartyを使うためのラッパー)に追加が必要になります。
http://framework.zend.com/manual/ja/zend.view.scripts.html#zend.view.scripts.templates

上記がZendのマニュアルにのっているZend_View_Smartyクラス。
これに、Zend_View_Abstractクラスから以下のメソッドをコピペしたら、
Zend_Pagenator等のZend_Viewヘルパー、プラグインが呼び出せます。
 ・__call
 ・getHelper
 ・getPlugin
 ・getPluginLoader
 ・getHelprPaths()

private変数なんかは、上記のメソッドで使ってるやつを適宜追加してください。

まだ、Zend_Pagenatorしか使ってないので、他のプラグイン、ヘルパーを
使うには抜けがあるかもしれません。

Zend_Pagenatorは、動いてみると楽でした。これ便利です。
ページャーはPEARのやつを組み合わせてたんですが、もう使わなくていいですね。

findManyToManyRowsetの盲点

findManyToManyRowset はとても便利なメソッドです。

以下の様なテーブル構成の場合

・テーブルA
・テーブルB (テーブルAの子テーブル)
・テーブルC (テーブルBの子テーブル)

findテーブルCViaテーブルB
または
findManyToManyRowset(‘テーブルC’ , ‘テーブルB’)
と書くことで、Cの情報を1行で取得することができます。

以前の記事でこの場合、テーブルBのデータも参照のみ可能な状態で、
Zend_Db_Table_Rowsetクラスに含まれていることを書きました。
しかし、テーブルCのデータを更新して、save()した後、テーブルBのデータは、オブジェクトの中から消えてしまいます。
もともとテーブルCのRowsetオブジェクトなので、理解できるのですが、
予想していない挙動だったので、ここにメモしておきます。

参照するなら、テーブルCの情報を更新する前に。ここ大事です。

続2Zend_Mailで日本語本文が文字化け

昨日書いた対処により、Mac OS9 Outlook Expressでは化けなくなったが、
他のメーラーではまだ化けることがあるようでした。

そんなときに、会社のメールサーバ等に詳しい方から情報をもらいました。
日本語メールの本文のエンコーディングは、7bitでないといけないということを。
メールヘッダのContent-Transfer-Encodingの部分です。

というわけで早速変更してみました。
以前、Zend_Mime::ENCODING_BASE64としていた部分を、
Zend_Mime::ENCODING_7BITに変更です。

$mail = new Zend_Mail(‘ISO-2022-JP’);

$mail->setBodyText($text, null, Zend_Mime::ENCODING_7BIT);

これで、文字化け問題から解放されることを望みます。
また新たなメーラーで問題がおこりませんよーにー。